実際はそんなことはあり得ず、地球と月は引っ張り合いながらバランスを取って回っています。
では、どこを軸に回っているかというと、地球と月の重心を軸にして回ります。
月について調べてみると
地球からの平均距離は、384,400 km
地球との相対質量は、0.01230002
ということですから、
重心は
384400×0.01230002÷(1+0.01230002) =4670.7
つまり地球の中心から4670.7kmの地点が重心であり、そこを軸として地球と月は回転していることになります。
具体的にはどのあたりかというと、
地球の半径は6356.752 kmですから、重心は地球の内部にあることが判ります。およそ地表から1/4の地点です。

この図の青い丸が地球、黄色が月で、赤い点が重心です。ここを中心に回転しています。
それをもとに地球の動きをアニメーションにしてみました。実際の月はもっと離れていますけど。

地球を見ているとずいぶん派手に振り回されています。こんなに振り回されては、酔って気分が悪くなりそうに思います。でも27日で1周ですから、実際はかなりゆっくりです。自転の方がずっと速いです。
潮の満ち引きが1日に二周期あることもここから説明できます。1つめの満潮は月の引力によるものです。もう一つの満潮は月の反対側で、地球の遠心力による満潮です。地球は1日で1回転しますから両方の満潮を通過します。

月のような小さな星にも振り回される地球です。でもそのお陰で、潮の満ち引きがあり、海水がダイナミックに移動しています。
地球は太陽系の中心ではなく、太陽系は銀河系の中心ではないことを通じて自己中心にならないように神様が考えたのだろうと思いますが、それだけでなく、身近な月との関係を見ても、地球は月の影響を受けながら回転しているというのはとても面白いことです。
神様は、自己中心にならないようにというだけでなく、小さなものとの間でも相手とバランスを取りながら回転することで安定することを教えているように思います。
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