「そうして、この実体対象における主体と対象も、これまた、各々二性性相からできているので、それらも同一の授受作用の原理によって、各自円形運動をしているのである。この実体対象は、このように、各自絶え間のない運動をしている主体と対象の授受作用によって、円形運動をするのであるから、その円形運動は、この運動を起こしているその主体と対象自体の特殊な運動様相により、場合によっては、同一の平面上の軌道でのみ起こることもあるが、一般的には、その主体を中心として、絶え間なくその円形運動の軌道の角度を異にしながら回転するので、この運動はやがて球形運動を起こすようになるのである。したがって、四位基台を完成した存在は、みな円形、または球形運動をするようになるので、その存在様相は立体とならざるを得ない。」
主体と対象は固定しているのではなく、回転運動、それも球形運動をするように創造されているというのです。
それが私と何の関係があるんだ! っていうと、実は大いに関係があるのでした。
夫婦も回転するのが良いそうです。
簡単に言えば、いつも夫は主体で、妻は夫に従うものというのは、「回転していない夫婦」で、その立場を自由に変えられる夫婦が「回転する夫婦」ということです。
もうちょっと詳しく書いてみます。(ちょっと難しいかな?)
夫と妻は、夫が主体で妻が対象が基本の位置です。ここでいう主体というのは「授受作用の主体」ですから、「先に愛を授ける側」のことを指します。愛を受ける側が対象です。

主体と対象には、他に「親と子」、「兄と弟」などがあります。
その違いを簡単にまとめると次のようになると思います。
親と子:
上下の関係
(原因と結果の関係)
兄と弟:
前後の関係
(水平の位置。主体も他の誰かの対象になっている)
夫と妻:
左右の関係
(水平の位置。主体には対象しかいない。対象には主体しかいない)
人間関係を上下、前後、左右に並べたとき、夫婦は左右になりますが、これが球形運動するように創造されているというのです。
球形運動すると、左右が、右左になったり、上下、下上、前後、後前になったりするというのです。
そうすると、夫と妻の関係も
@夫と妻

これが基本の立場。夫婦が尊敬と信頼で結ばれ、夫は愛の主体で、妻は美を返す愛の対象となる。
A妻と夫

妻が大変なときは、夫が妻の代わりとなる。
B父と娘

妻が何かで辛い思いをしているとき、自分が父親の心情で妻を愛そうとすれば、妻は自然に娘として無条件の愛で心が満たされ困難を乗り越える力を得ることが出来る。
C息子と母

夫が辛いとき、妻に率直に話して協力を得る。妻は母性本能が強いため親身になってくれるし、母親としての喜びを体験する。
D兄と妹

夫が妻を妹のようにかわいがることで、お兄ちゃんに付いていって一緒に遊ぶ仲の良い兄妹の関係で妹の喜びを感じられる。
E弟と姉

夫が妻を姉のように尊敬信頼しながら一緒に遊ぶことで、自分を信頼してくれる弟に対して責任感を持つ姉の喜びを感じられる。
などに変化するのが統一教会で教えられている神様の創造理想だそうです。
ここで、重要なことがあります。
「相手に要求しないで、自分がその位置になることが大切」
そのように、自分の状態や妻の状態に合わせて、父親のように愛したり、夫として愛したり、兄や弟や息子の立場で妻に接することで、妻は様々な喜びの心情を味わうことが出来るということです。
これが、四位基台の球形運動というもので、神様の理想だそうです。
しかし、
実行するのはとても難しい。
身もだえしながら試行錯誤の毎日です。
ファイト!
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